修理カルテ

ROREX

● エアキング ノンデイト 1520

F様からのご依頼品

長年OH(分解掃除)してないようですが、調子は悪くなさそうです。

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預かり時の様子です。長年OHしてなかったようですが…

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2~3回OHしてありますね。 特に汚れた感じもなくキレイです。

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ローターと自動巻機構を外してみました。
1520は秒針押さえが旧式です。

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全分解画像です。
ノンデイトの分部品数は少ないですね。。。

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ゼンマイ(香箱)はやはり乾々ですね。 しっかりと洗浄・注油します。
数年に1度の洗浄・注油が長持ちの秘訣です!

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何も無い地板に香箱・各歯車を組立てていきます。

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文字盤裏はあと3つ歯車を組立てるだけですが、 デイトにも対応出来るように地板形成されています。

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ローターと自動巻機構です。
ローター中心軸と緑丸印のところに注油を忘れないようにします。 1番動き、力が掛かる所です。

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ムーブメントが完成しました。
このまま初期調整をします。

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文字盤を付けて・・・

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各針をつけます。
ロレックスはたいていデイトジャスト機構を採用していますので、3針と日付の関係に気を遣いますが、ノンデイトは3針のみにでOKです。

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ケースもキレイに磨きをかけます。 勿論、角を落としてしまうほどはしません。

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リューズも洗浄・注油しますが、リューズのOリングにはシリコングリスを使います。
ネジ込みリューズの場合は必須です。

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裏蓋のOリングが劣化していましたので、交換しておきました。 Oリング料金はOH料金内です。

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ケースに入れて完成です。
この状態で最終遅進調整を行います。

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これにてOH完了です。

ありがとうございました。