修理カルテ

SEIKO

● SEIKO5 スピードタイマー6139-7011

S様からのご依頼品です。
クロノグラフ機能付きデイデイトです。

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古き良き時代のSEIKO5ですね。

    

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スタンダードな黒文字盤ですね。
艶無しの黒は視認性に優れています。

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この頃のスピードタイマーは色々なモデルが発売されていました。

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全分解画像です。
多機能なため部品数も多いですね。

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やはりゼンマイは汚れています。 クロノグラフはゼンマイを酷使しますから、
仕方ありませんね。。。 右画像が洗浄・注油後です。

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多機能時計のOHということで、組み上がりを連続画像にて。
この画像処理方法も依頼者のS様に教わりました(^^;)

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クロノグラフ系のモデルには必ずついているバネです。
ボタン操作に関わる部品を固定しています。

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文字盤側も連続画像にて・・・

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クロノグラフの秒針は固定位置が決まっています。 リセットボタンとともに一瞬にして0位置に戻るので、それに合わせて秒針車の芯が四角もしくは楕円形になっています。

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ケースの洗浄です。埃やゴミがたまるとプッシュボタンが戻らなくなったりします。

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プッシュボタンの拡大画像です。
この構造では防水効果は期待出来ませんね。水には気を付けましょう!

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最終調整(遅進調整)です。
SEIKOには調整用つまみもしくは調整レバーがついているので比較的調整し易いですね。

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オーバーホール完了です。
通常もものと比べると時間が掛かってしまいますね。 長らくお待たせしてしまいました(--;)
ありがとうございました。

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実は私所有の中にもスピードタイマーがいくつか(^^;)
おまけ画像として・・・